冬靴

うっすら雪が積もる朝もちらほら出てきたので、日によってはスニーカーでなくブーツを履いている。一昨年だったかに妻からもらったダナーのブーツ。3シーズン目に突入である。厳密に言えば冬用っちゅうわけじゃないんだろうけど、秋に履いてもいいんだろうけど、なんとなく「冬靴」としての認識である。
今の職場(前の職場もだけど)ではスーツを着なくてOKなので、このブーツ+スニーカーで冬も乗り切っている。ジャケットを羽織るぐらいの時も含めてふだんはこれで事足りているのだが、ここ数年微妙なのは「スーツを着るときに履くための冬靴がない」ことだ。
革靴は持ってはいるが、裏のトゥルッとしたやつなので、札幌の冬道は危険である。スーツに履ける冬靴がほしい。しっかり裏があって、短靴(この概念も久しぶりだ)でもいいが、くるぶしが隠れるくらいの長さがいい。サイドゴアなんかだと脱ぎ履きしやすそうで飲み会でもブルーにならなくていい。
しかし、年に一度、着るか着ないかの冬のスーツのためだけに靴を買うのはいかがなものか。そこんところがとっても微妙なのである。べつだん困窮しているわけではないが、「いつ必要になるかわからないもの」かつ「別に欲しいわけでもないもの」に対する出費は腰が重い。だが俺とて社会人である。そろそろ新人面もできない(顔だけはとっくに中堅)、もうすぐ28歳の社会人である。季節に合わせたスーツと靴ぐらい持っているべきに違いない。必要になってからでいいのではないか?いやいや、いつ「じゃあ明日、朝イチ、スーツで」と前日深夜に言われないとも限らないのだ。