ひとりふたり

そりゃストレスは、ひとりでいるほうが少ないに決まっている。相手が紙ヤスリであろうと羽毛であろうと、そこに摩擦が起きることは避けられないわけだから。空中にぷかぷかと浮いていれば、摩擦は起きない。そういった意味において、ひとりは楽である。
けれど、ひとりでいることは、刺激も癒しも受けられないことになる。ザラつく相手へのカウンターとしてのエネルギーも起きなければ、羽毛に心地よく身を埋め息を吐き出すこともできない。
そんなことをひとりで考えながら、妻へ諍いの侘びメールを打電。ひとりもふたりも、どちらも両立してゆきたいものである。