森村誠一『作家とは何か』

角川oneテーマ21 B-118。新書売場でたまたま見つけて購入。副題は「小説道場・総論」。元々あった一冊を二冊に割って新書に再編集したものの片割れ。もう一冊は未読。
で、読んだはいいが数ヶ月なにも感想を書き留めないまま(頁を折らず付箋も貼らず)放置していたこの一冊。ついいましがたざっと頁をめくって、改めて心に残ったのは「たくさん本を読め」「広い視野を持て」「新しい言葉を手に入れ続けろ」「ちゃんと取材しろ」「読まれることを意識しない日記を書くな(メモは別)」「ボイスレコーダーとデジカメは便利」「孤独な作業が多いけどがんばれ」ってところだろうか(勝手な解釈含む)。文壇だの賞だのの話は、気になったら読み直せばよかろう。
まあ、いろんな考え方・書き方・読み方があるだろうけど(そしてそれが許されるところが文学の素敵なところなのだろうけど)、有名な作家がこういうこと語ってるのを読むのは面白いものです。説得力もあるし。
以上、森村誠一初読でした。