赤地に金字の東京

「東京に、挑もう。 東京消防庁
今の俺には共感できない。でも、北海道で生まれ育って、東京に就職を決めようとしていた当時の俺には、きっと響いたと思う。
俺は消防を志す気がないからそこ止まりだけれど、一瞬ベタ過ぎて引きそうなこの文句は、確かにきちんと東京消防庁に落ちている。
そして何より、かっこいいなあと思う。赤地に金。この書体。かっこよくて、派手なんだけど下品じゃないギリギリの、誇りとか名誉とか自負とかを感じさせる質感。
東京をよく知らない地方者が東京に抱いてる漠然としたイメージって、このへんなのかもしれない。当時の俺もそうだったのかもしれない。そして今もそうなりつつある?危ない。キープ・ニュートラル。
このコピーを書いた人の、出身と現況が気になる。
地下鉄車内にて。