デビッド・アレン,田口元『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』

GTDって気にはなりつつもなんとなくしか知らなかった。本腰入れて調べても取り組んでもいなかった。ところがその出自たる本書(Getting Things Done)が百式の人の監修で出版されるっちゅうことを知り、昨年からどんどこストレスたまってモヤモヤしてるっちゅうタイミングもあって、購入。一週間ちびちびとさらっと読了。面白かった。やってみたい。すごくやってみたいGTD。ストレスフリーに俺もなりたい。
原典であるだけあって、基礎となる考え方がしっかりと書かれている。個人的にそうだよね!と感銘を受けたのは冒頭のここ。

 昔の仕事は単純明快だった。畑は耕し、機械や箱は組み立て、牛は乳をしぼればよかった。何をすべきかは誰が見てもわかったし、その仕事が達成されたかどうかもひと目で判断できた。
 しかし、今はどうだろう。あなたが抱えているプロジェクトの多くにははっきりとした「終わり」がない。しかも、ほとんどの人は、やるべきことを同時にいくつも抱えていて、彼らが死ぬまで努力しても、それらを完全に達成することはできないようにさえ思える。
(P21)

モヤモヤっと思ってたことがバシッと書かれてて改めてスッキリ。
具体的なツールについての説明はそれほどないが(何を使ってもいい、という仕事術だから、まあそうなんだけど)そのへんは既にWEBの各所に試行錯誤の跡があるので、それを参考にすればいいや。
しつこくしつこく繰り返される「こんなにすばらしいんですよアピール」が間引かれていれば、もっといい本なのに。

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術