クラーク『幼年期の終わり』

光文社古典新訳文庫。恥ずかしながらこの小説を知らなかったのだけれど、空中キャンプで読んでなんか面白そうだなと思ってて、で、読んでみた。ウェブのお陰で色んな本のことを知ることができ、読みたくなっているというのはうれしいことだ。
2001年宇宙の旅』も『エヴァンゲリオン』も観たことがない私としては、この作品(1953年/1989年に一部改稿)がその後にどんな影響を与えまくったのか知らない。が、ふつうに楽しく読めたのでよかった。面白かった。のっけからの、すごく力ある設定。「いるけど、何もしない。」なんだこれ。すごいよ。この設定!ああ、すごい。だからこそ読み継がれているのだろうな。それだけじゃないにせよ。
この古典新訳文庫は初めてだったのだけれど、とても読みやすかったので他も買ってみようかな。最近、翻訳モノのテキストづいてるな、なんだか。
ところでこっくりさんって海外にもあるのか?それともこれが元ネタなのか?

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)