書くという行為

ポメラがほしすぎる件について書いたら、今まででいちばんはてブされた。嬉しいです。みんなほしいのですね。私もほしいです。どんどん買って次につなげましょう。今回私は喜んで人柱になる気まんまんです(あとは妻の説得)。
そんな素敵すぎるポメラについて「ああ使おう、こう使おう」という妄想を膨らませているここ数日なのですが、まあ何を書くかはさておいて書くという行為に関して私のモチベーションになっているメモをまとめておくことで購入に備えたいと思います。

作家を職業とするものにとって重要なのは、少なくとも一日に四時間くらいは、書くことのほか何もしないという時間を設定することです。べつに書かなくてもいいのです。もし書く気が起きなかったら、むりに書こうとする必要はありません。窓から外をぼんやり眺めても、逆立ちをしても、床をごろごろのたうちまわってもかまいません。ただ何かを読むとか、手紙を書くとか、雑誌を開くとか、小切手にサインするといったような意図的なことをしてはなりません。書くか、まったく何もしないかのどちらかです。
チャンドラーと村上春樹、書くこと(孫引き)
4-hours writingに最適な時間経由)

とにかく出し続けることは長期的にみて驚きの結果になることが多いです。
鳥のように食い、象のように糞をしよう

彼らはコピーを(若いときには特に)たくさん書きますけど、
それはいいコピーを書くためというよりは、ダメなコピー(ありがちな切り口)を
捨てるためなんですね。いってみれば道に迷いまくってみるようなもの。
「常識だとこの道。あの道はどうかな?この道はどうだろうか?」て感じで。
それで、その経験を経て、ダメな道をあらかた巡っているので、
いいコピーが書ける。いい切り口が見つかる。スゴイ発想が見つかる。しかも早く。

凄腕コピーライターが天才的なのはなんでか

ある生徒がこんな質問をした。「先生は自分のために書くんですか?それとも読者のためにですか?」、ものを書くときには、話さずにはいられないという欲求を人と分かち合うようにしてほしい。孤独の深みから手を延ばし、他の人たちに向かって自分を表現するのだ。」
魂の文章術―書くことから始めよう(孫引き)

これからデザイナーなり、コピーライターなりになろうと思っている人は、もうひとつ自分の表現世界を持っておくほうがいいと思います。それがあれば、運、不運に振り回されることもないし、その表現の世界から、客観的に広告表現の世界を見つめられるし。
僕の場合、時代がまだよかったのかもしれないけれど、広告だけしか見えてない時期があって、昔、児童文学みたいなものを書いたりして、それで賞をもらったりしたけど、ぜんぶ捨ててしまいました。今思うと、忙しくても、そういうベースになるものは、表現に携わるものとして健全に生きるために、あったほうがよかったな、と思います。今の時代は過渡期だから、特にそう。
吉野家で牛丼かっこんでいる41の男が考えていること

(タイムスケールについて)これは恐らくですが、
自分が納得いき、そこそこの評価を受ける作品ができるまで、
最低二十年はかかると思います。
それまで、駄作でも何でも作り続けてください。
それ以外ありません。
特別講義。

1作も書いてないのに、どうして思いどおり書けないなんて言うのだろうか? 書いてから悩めば良いではないか。書けない書けないと悩む人がいるけれど、書けないなんてことはない、なにかは必ず書ける。幼稚園児だって書ける。
本当に考えたの?

そもそもプロのコンテンツとアマチュアのコンテンツが明確に分離したのは、数千年は下らない創作の歴史の中で、マスメディアの発達したせいぜいこの100年近くのことに過ぎない。
絶望の果てに

愚直に進んできたヤツには、最終的には間違いなく敵わない。才能の有無の問題じゃないよ
色々なことに手を出すよりも、一つのことをずっとやれ。(孫引き)

自分が書きたいことは、先人によって書かれているという畏怖(いふ)を持つことから書くことは始まる
書き尽くされているからこそ、まだまだ書けることがある。(孫引き)

 私は、あなたに一日に最低でも七枚書くことをすすめます。毎日、必ず十枚書けるなら、頼もしい。他に仕事があるから、家庭のあれやこれやがあるから、そういった言い訳は通用しません。ハンデは一緒だったのですよ。職業小説家もアマチュア時代を経てきているのです。そして、アマチュアのときには、眠い目をこすって執筆を続けたのです。
 極論してしまいますが、一日に十枚程度も書けない人(書くことがない人)は、残念ながら遅いライダーなのではないかと思います。
職業小説家に必要なのは、1日10枚程度を書ける力。

書きたいという気持ちがとくになくて、
ある意味、誰が書いてもいいと思うんだけど、
それを自分が書けたときはうれしいし、
それをほめられたりすると、またうれしい。
一輪の花と等価の詩が書けたら。

もっとあった気がするけどひとまずここまで。頭でっかちにならずに手を動かすべし。1日30分を続けるのでいいのだよねまずはね。