事実とタレント

今朝の日経15段。技法や修辞としてはベタっぽいのに、新しい感じがした。
キャメロンはソフトバンクを使っとらんわけで、そんなことみんな薄々気づいてるわけで、だから今こそ強く響くコピーだと思った。虚構と知りながら気持ちよくだまされ続けてきた共犯関係に、人々は飽き始めてきてるってことなんだろうか。少なくとも、その共犯関係に違和感を覚えるほどには。
ただ中川翔子の場合は、虚構的なものを足場に逆にリアルさを築いているような気がして、なんか面白いなあと思う。「ノートンかあ。まあそうかもしれんなあ」と思わせる説得力。
本当のことしか通用しなくなってきている、でもその本当ってなんなのか。本当らしさ、なんだとすれば、なんだかな。