ナガオカケンメイ『ナガオカケンメイの考え』

友人のmixiレビューを読んで購入。書店で見かけたことはあったものの、かつブログの書籍化だっちゅうのもあって、腰が引けてたんだけど仕事とか商売とかそのへんのことについての考えが書かれてるってことを前述のレビューで読み、ちょうどモヤモヤしていた時期なので読んだのだ。読んでよかった。質感のある紙で、厚くて軽くて嵩張ってよい。ペーパーバック。座右のもうちょっと右に置いておきたい書。買ってよかった。
以下、ポストイット貼りまくった感銘ポイント羅列鈴木意訳メモ。

  • 頼まれもしないことを始めよう。何でもいいから。それがクリエイティビティだ。
  • 出来上がったものは単なる成果物。その過程にどれだけ怨念(想い)をこめることができるか。
  • 誰かが死ぬほどの苦労とクリエイティビティで作った土台の上に立つのなら、死ぬ気でそれを知り、自らもその土台の一部となって死ななければ楽しくない。
  • 自分のペースは誰にでもある。会社には会社のペースがある。自分のペースしか大事にしない人は会社から評価されない。あたりまえ。
  • 誰かがこういったから、もともとこうだったから。つまんね。
  • 志のある、熱のある担当と仕事をしないと時間のムダ。
  • 少し高い味の普通なそれ。
  • 「何でもできる」は個性になりにくい。自分(の仕事)にキャッチコピーがつけられるか?
  • 大勢の中で、自分の考えを伝え続けよう(自信がなければ「自信がない!」と大声で言おう)
  • 本当にやりたいと思っていたら、やっている。
  • 「任せた」と言われた意味。結果だけではなくプロセス。着地点の確認と都度報告。
  • 会社は永遠じゃない。ツアーのメンバーのようなものだ。
  • 組織の中に自分の人生を無意味に飲み込まれることほどつまらないことはない。
  • その企業のしていくことに、自分のことのように関心を持てなければ、参加しても時間の無駄。
  • 業界の通例を疑え。自分の手応えで進め。
  • 脳に入れるフリをしていないか?
  • 自分の業務を説明できる/できない。
  • デザイン制作会社の商品が「斬新なデザイン」では未来がない。己の商品とは何か?
  • 場所が不問なわけがない。/頼まれている仕事は「雑務としての仕事」なのか「自分という人物の考え方による作品」なのか。
  • コミュニケーション、減ってる?増えてる?
  • 「会社のため」でなく「社会のため」に仕事をする。自分の仕事を業界外の人に説明できるか?
  • 本来の人間の生活と違う「都会のシステム」に、ずいぶん守られてるんじゃないか。
  • 見えない付加価値。
  • 自分の周囲も自分が選んだもの。悪く言うことは自分の株を下げること。
  • 情報で原稿用紙を埋めたくない(自分は読まれるに足るライターか?)
  • 生活者と一緒に。

ナガオカケンメイの考え

ナガオカケンメイの考え