梅田望夫『ウェブ時代をゆく』

ちくま新書687。副題は「いかに働き、いかに学ぶか」。読みたくてうずうずしていたところをじらしにじらし、やっと読んだ。
すべて頭から丸々信じきってしまうのはアレなのである一定の距離を置きつつも、この先10年の個としての自分自身の羅針盤のひとつになりそうな一冊。グッときた箇所は多数すぎて全部は書かないけれど、「only the paranoid survive」※特に自らのコモディティ化に対して/「vantage point」/ロールモデル思考・志向性・そのための読書(この本がまさに自分にとっての一冊目になりそうだ)※まずはもがいて煮詰まるところから始めてみよう/好き=没頭の度合いが決め手になる/私の世代はもう逃げ切れない(わかっていた)/けものみち(創造的な組合せで)・スモールビジネス・新しい職業/価格の相場のないところで「能力の取引」をして稼ぐ経験/英語とネットワークの知識をつける/環境を変える前に時間の使い方の優先順位を変えよ/まずはサバイブ→やがて利他。
ほんとうに、個、個、個。26歳の私は今、ひとつひとつのチャンスを大切にしよう。30までにプロを目指して。それにしてもグーグルが大量に寄せられる履歴書の一次フィルタリングをプログラムにやらせてるってマジかー。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)