どおらんのポイントはお金です


大通駅3番出口近くの地下。毎日通るたび、そして初めて目にした何年も前から「そうだよなー」「いや、そうだけど。そうだよなー」「すっげーなー」「なんかすっげー」って思うこのフレーズ。自分は化粧品店であるこの店を利用したこともないし利用することも多分ないだろう。すなわち行動は起こらない。けど、ものすっごく心は動く。それも毎日通るたび動く。ざわつく。
なんなんだろうこれは。谷山黄本の言うところの「そりゃそうだ」「そういえば、そうだね」「そんなのわかんない」三段説。そのうち広告コピーが目指すところの「そういえば、そうだね」をずばり突いているのだ、と言えなくもない気はする、が、なんだか釈然としない。「そりゃそうだ」を、他が言わない(本当は諸般の事情で「言えない」?)あけすけで刺激的な言い方をしている、ととらえることもできるような気がするのである。場合によっちゃ「そりゃちがう」を言っているのかもしれない。ちょっと不埒なことを、ずばーんとやっちゃってる故のインパクトなのかなあ。でもそれだけとも思えない。もしかして不埒さ、いかがわしさの対極であるところの無垢さなのか?生娘がばばーんと全裸になっているような?違うか。
うーん。うーん。なんなんだこれは。このすごさは。うーん、ちょっとわからない。が、これをやっちゃった、っていう実行力を教訓としたいと思うんだ。それが札幌の広告表現(特にコピーにおける)を良い方向に変える力を持っているような気がするんだ。モチメモ。