2017年を振り返る_03

年初の抱負を月次ふりかえる自分メモ。
2008/2009/2010/2011/2012/2013/2014/2015/2016
2017年初の抱負/01/02

「出力を続ける」

仕事/突き抜け派/書き出し小説/文芸ヌー/公募/その他の思考
…仕事と私的原稿に明け暮れた。書いた書いた。

「入力を続ける」

読書/舞台鑑賞/映画鑑賞/英語学習/人と会う/その他の情報収集
…新書を1冊。

哲学マップ (ちくま新書)

哲学マップ (ちくま新書)

大学受験科目に倫理を選択し、大学も哲学・文化学専修課程なる所属で卒業しておいてたいへん恥ずかしいのだが、この本を読んで「カントって頭いい〜」っていうひっでえ感想を抱いた。先生ごめんなさい。哲学面白いなー。

×「健康を維持する」

体重記録/食事記録/ストレッチ/ジョギング

…2月末74.2kg→3月末73.8kg。月の前半に疲労(睡眠不足)がたまり頭痛が慢性化、月の半ばに体調を崩し(扁桃腺炎による発熱)、体力を取り戻そうとごはんを食べまくって体重増。ジョギングゼロ(これは仕方ないと割り切った)。歩数も少ない。ストレッチは発熱時を除いてなんとか継続中。どうやら毎年3月に体調を崩している模様。来年は気をつけよう(手帳に書いておこう)。

「以上の項目に関して、月次ふりかえりを行う」

…以上。

いま春が来て君はしまわなくなった

3月最終週。東京に暮らす友人のツイッターには「花見」というワードも散見されるようになりました。札幌も先週いきなり雪が積もって慌てましたが、週末からはすっかり寒さもゆるんで参りまして、こりゃ春だ、うん、まもなく春が来るのだという事実を認めざるを得ません。
耳を澄ませばごうごう、ざあざあと、雪解け水の流れる音がマンホールの下から聞こえてきます。積雪地帯にとって春の訪れというものはうれしくもあり煩わしくもあるものです。うっかり春靴で出かけてみたら雪解けで足下ぐちゃぐちゃな事案。うっかり薄着で出かけてみたら、帰りの夜道はめちゃくちゃ寒いじゃないのという事案。ああ、こんなとき、せめて鞄の中にアレを忍ばせてさえいれば。首にひと巻きすれば一瞬にして極楽のアレを。ええそうです、マで始まるアレです。マフラーしまい髪の話です。
毎年毎年毎年毎年毎年毎年毎年毎年毎年申し上げているように、私は女性の髪がマフラーの中にたくしこまれている状態を愛しております。
今まさに終わろうとしている冬ですが、今年の冬は寒かった。全国的にどうだったかきちんと調べてはいませんが、各所で雪が降っただの積もっただのというニュースもよく目にした印象があります。札幌は寒かったです。実感として寒かった。そして実際、マフラーしまい髪を目にすることがものすごく多い冬でした。地下鉄の車内や駅を見渡すとむしろ、マフラーしまい髪じゃない女性を見つけることのほうが困難なぐらいでした。
私の故郷・小樽ではかつてニシンがとてもたくさん獲れ、その漁で財を成した者は鰊御殿を建てたといいます。ニシンの大群が沿岸に押し寄せ産卵と放精のために海が白く濁ったというその現象は「群来(くき)」と呼ばれました。今冬、札幌の街で見られたのはまさにマフラーしまい髪の群来。こちらに獲る意志がなくとも視界に勝手に飛び込んでくるような状態、すなわち大漁です。私はなんというか、ただただありがたいなあと思いました。これを独り占めしてマフラーしまい髪御殿を建てようなどという気はさらさらない、むしろみんなで分かち合っていこうじゃないかと。みんな平等に、緩やかにしまっていけばいい。そう申し上げたい。
どんなものにも盛りがあればその終わりもあります。雪も解けつつある3月の終わり、さすがにマフラーしまい髪どころか、マフラーを巻く人もずいぶんと減りました。それでもね、マフラーを巻いている人がときどきまだ、いるんです。札幌は前述のように夜などは冷え込みますから、マフラーがあるとありがたいんですよね。で、その中にですね、いるんです。いるんですよ。よく目を凝らして見てください。ほら、いるでしょう?見えますか?しまっている人が。
「マフラーしまい髪に貴賤なし」これは大前提です。すべてのマフラーしまい髪はいい。意図的かそうでないか、どのようなスタイルか、そういった差異は差異で味わい深いものではありつつ、基本的にはすべていい。みんなちがってみんないい。それがマフラーしまい髪です。でも、でも、でもね。でもですね。でも考えてもみてくださいよ。もうすぐ4月にもなろうかという今、マフラーがしまい髪しちゃってるわけですよ。寒いっつったって、真冬の氷点下とはわけがちがうわけですよ。これが何を意味するか。もうおわかりですよね。「完全にうっかり」です。これしかない。
このマフラーしまい髪は尊い。レアなうえにステータスも高い。ニシンの群来が去った後の寂しい海をぼんやり眺めてたらなんかでっけえ天然のマグロいたー!みたいなことです。マグロ!
と、このように、シーズンが終わるのは寂しくもあるいっぽうで、シーズンの終わりにはこの時期特有の楽しみもまたあるよね、という、今年はそういうお話をしてみた次第であります。シーズン始まりの期待感に満ちた楽しみとはまた一味違った、寂寥感漂う大人の味わいといったところでしょうか。始まりから終わりまで、なんならまったくのオフシーズンも、一年中私はマフラーしまい髪をしゃぶりつくしていきたい。それでは皆様、春夏もお元気で。

2017年を振り返る_02

年初の抱負を月次ふりかえる自分メモ。
2008/2009/2010/2011/2012/2013/2014/2015/2016
2017年初の抱負/01

「出力を続ける」

仕事/突き抜け派/書き出し小説/文芸ヌー/公募/その他の思考
…おかげさまで仕事の引き合いがいくつか。うれしい。そっちに集中するために公募はやめた。私的原稿は淡々と。毎日考えてる。

「入力を続ける」

読書/舞台鑑賞/映画鑑賞/英語学習/人と会う/その他の情報収集
…小説以外を読んでいる。大学時代の積ん読本を1冊読了。ルカーチ

小説の理論 (ちくま学芸文庫)

小説の理論 (ちくま学芸文庫)

横尾忠則のエッセイも面白かった。

「健康を維持する」

体重記録/食事記録/ストレッチ/ジョギング

…1月末74.0kg→2月末74.2kg。月の前半は減少傾向だった体重が月の後半に高止まり。忙しいのもあるが、ジョギングはできていないし日々の歩数も少ない。ストレッチはほぼ毎日、継続できている。

「以上の項目に関して、月次ふりかえりを行う」

…以上。

2017年を振り返る_01

年初の抱負を月次ふりかえる自分メモ。
2008/2009/2010/2011/2012/2013/2014/2015/2016
2017年初の抱負

「出力を続ける」

仕事/突き抜け派/書き出し小説/文芸ヌー/公募/その他の思考
…仕事してる。公募ひとつ参加。私的原稿黙々。毎日考えてる。

「入力を続ける」

読書/舞台鑑賞/映画鑑賞/英語学習/人と会う/その他の情報収集
…小説を読んだり、小説以外を読んだりしている。

「健康を維持する」

体重記録/食事記録/ストレッチ/ジョギング

…1月頭74.2kg→1月末74.0kg。月前半に積み増した体重を月末にかけて減らした感じ。ジョギングは2回。ストレッチは毎日やっている。意識して糖質を減らしている。

「以上の項目に関して、月次ふりかえりを行う」

…以上。

2017抱負メモ:文脈思考

年初の抱負、10回目。
まとめ:2008/2009/2010/2011/2012/2013/2014/2015/2016

「出力を続ける」

仕事/突き抜け派/書き出し小説/文芸ヌー/公募/その他の思考
…〆切の設定を「最終」だけでなく、その手前の「中間地点」も含めて区切ったほうがよいかもしれない。そのときどきの優先順位を意識しながらアウトプットし続ける。

「入力を続ける」

読書/舞台鑑賞/映画鑑賞/英語学習/人と会う/その他の情報収集
…自分の興味・関心・必要に従いながら、優先順位を定めて、焦らず粛々とインプットする。

「健康を維持する」

体重記録/食事記録/ストレッチ/ジョギング
…あんまり考えすぎずに、決めたことをやるだけ。

「以上の項目に関して、月次ふりかえりを行う」

…以上。

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一昨年、昨年とほぼ同じ抱負を今年も掲げ、淡々と続ける。
昨年息子が生まれて(正確には一昨年、息子が生まれることになるとわかって)から、予想していたとおり生活も変わったし考え方も変わったし、それでもって自分の書くものにどのような変化があるだろうかとしばらく自分自身を観察していたのだけれど、つまりは「文脈が変わった」のだと考えるに至った。私の文脈は変わり、私の書いたものが持つ私にとっての意味が変わった。仮に同じ一文を書いたのだとして、その一文が持つ意味合いが変われば、続く一文は自ずと変わる。そのようにして私の書くものは変化したと思うし、これからも変化していくだろう。
そんなあたりを意識しながら、家族と身体を慈しみながら、書くことを常に念頭に置いて、手と頭を動かし続ける1年にしたいと思う。
書くことで状況を変えていく。ぜったいいい年になる。35歳になった。